わたしが伝えたいこと

顔つきまで変わってしまう!?口呼吸のデメリットと鼻呼吸のメリット

今回は鼻呼吸と口呼吸についてメリットだらけの鼻呼吸と、デメリットだらけの口呼吸についてお話ししようと思います。 

 

鼻呼吸のメリット


鼻は顔の中心にあり、その人の第一印象を大きく左右してしまうほど重要なパーツです。その鼻の機能は、「匂い」を感じる役割を果たします。ですが同時に小さなごみや埃や花粉、細菌などから身を守る働きもになっています。

鼻からのどへ抜ける空間を鼻腔といい、中は粘膜で覆われています。粘膜には本当に小さな毛が生えており、吸ったときには小さなごみや化学物質、細菌やウィルスを取り除いてくれます。また冷たい乾いた空気が通った時には加湿し、温める機能まで備わっているのです!こうした優れた機能を持つ鼻腔の免疫システムにより風邪やインフルエンザなどの病気を防いでくれているのです。逆に口呼吸ではこうしたことはなく直接ごみも細菌入ってきてしまうという事です、怖い!

また、口呼吸ではなく鼻呼吸をしていると、口の中が乾きにくく唾液も多く分泌される状態になります。唾液には抗菌作用があり、口の中の細菌が増えるのを抑制する効果もあるのです。この細菌が虫歯や歯周病、口臭の原因にもなっているので、鼻呼吸はメリットだらけなのです!

 

 

口呼吸のデメリット


口呼吸は本来の人間の機能ではない、補助的な役割の呼吸です。激しい運動をした後はみんな口呼吸になりますよね。これは、体が酸欠状態になり急いで大量に酸素を取り込まなければならないからこそ、鼻呼吸以上に酸素を取り込める口での呼吸に一時的なっているにすぎません。

しかし、日本人の8割が口呼吸と言われています。これはスマホやPCなどによって下を向くことが多くなり、鼻呼吸のための気道確保ができず、楽に呼吸できる口呼吸になってしまっているのです。

口呼吸は、直接空気を口から肺に吸入することになります。そのため、空気中にある小さなごみや埃、細菌やウイルスなどを直接体内に取り込んでしまうのです。これが風邪をひきやすくなる要因の一つ。新型コロナウイルスも手から口に行く経路が最も感染率が高いと言われています。

また、風邪だけにとどまりません!口呼吸で口の中が常に空気にさらされるため、唾液が蒸発してしまい口の中が乾燥します。すると、細菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯周病、歯肉炎、口内炎なども患いやすくなります。なにより口臭も強くなってしまうのです!

恐ろしいことに、口呼吸をしていると、鼻呼吸と真逆の症状が引き起こされてしまうのです。

それだけではありません。負荷が掛かる呼吸であるため睡眠障害や慢性疲労など、さまざまな症状や疾患が引き起こします。最近お子さんでも口呼吸の方が増えてきました。成長期に口呼吸になってしまうと常に口を開けている状態が維持されます。すると口唇の力が弱くなり、歯並びが乱れ、咬み合わせが悪くなり顔の形まで変わってしまうのです。

口呼吸のお子さんは総じて顎が小さい傾向にあります。口周りの筋肉が衰えてしまい、骨格の歪み、顎の成長を抑止してしまうためです。極端な例えでは、皆さんが思い描く逆三角形顔の宇宙人のようになってしまうのです。

 

口呼吸を鼻呼吸に変えるのは、まずは意識すること。ですがこれは並大抵の努力では改善できません。元々の体のバランスがゆがんでしまっているので、根本治療を行うしかないのです。

口呼吸の原因は人それぞれです。口呼吸かも……と自覚症状のある人は、まずは当院のカウンセリングへどうぞ!