お子さんの歯並びが気になる皆さんへ

こどもの矯正をご検討中の親御様

お子さんの矯正について

最近、鼻炎や偏頭痛、肩こりなどで悩んでいる子どもの患者さんを多く見受けるようになりました。そしてこの場合、上の前歯が下の前歯を深く覆っている(下の前歯がほとんど見えない、笑うと前歯の歯ぐきが見える)、あるいは前歯2本が強く前方に出ているといった症例に多く見られるのです。これは上あごの骨と下あごの骨のバランスが崩れているために起こるもので、特に下あごの発育不足が主な原因です。

顎が小さいまま大人になると鼻炎や偏頭痛、肩こり、女性の場合は生理不順や生理痛などが起こることもあります。また、最近耳にする無呼吸症候群も下あごの大きさや位置が関係していると考えられています。

歯並びは見た目だけの問題ではありません。
全身の健康にも関係してくるものなのです。

成長を利用した治療を

歯並びの乱れが健康に悪影響をおよぼすことが分かっています。だからこそ、早いうちから上下の顎のバランスを良くするように治療を受けることが大切です。子どもの一番の特徴は、成長する余地が残っていること。成長を利用することで、スムーズな治療が行えます。

上下の顎の成長を利用して、顎が大きい場合は成長を抑制し、逆に小さい場合は成長を促進。お口の環境を良い方向へと導いてあげるわけです。ですから、この成長の余地が多く残っている時期に大人の歯を抜く、抜かないは決められないのです。

顎のバランスが良くなり乳歯も抜けて大人の歯に入れ替わった時点で、次のステップである大人の矯正治療に移行します。

チェックしてみてください

  • 指しゃぶりをしている
  • いつも口が開いている。それに伴い、口で息をしている
  • 口を閉じたとき、下あごにうめぼし様のシワができる
  • しゃべり方が気になる
  • 反対に噛んでいる
  • 前歯が出ている
  • 歯がなかなか出てこない
  • なんとなく顔が曲がっているように見える

これらに当てはまっている場合、顎の成長が阻害されているおそれがあります。少しでも気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。また、奥歯や前歯が生えてきたときにはきちんと定期検診にお越しくださいね。早いうちから状況を把握しておくことで、歯並びの乱れが見られる場合、適切な治療を適切なタイミングで行うことができます。また日本矯正歯科学会では7歳までの検査をすすめています。これをひとつの参考にしてみるのも良い方法だと思います。

治療について

上あごや下あごの成長を妨げる要因を、できるだけ早いうちに取り除き、より良いお口の環境をつくる治療を積極的に行います。

装置と治療方法

治療内容によって、ご自身で取り外しのできる装置、
お口のなかに固定する装置、歯に装置をつけてワイヤーを装着する方法などが選択されます。
一緒にベストな方法を考えていきましょう。

お子さんの歯と顎の成長のためにしていただきたいこと

食事をゆっくり楽しみ、噛む回数を増やしましょう

食事を楽しみましょう。そして、お子様と一緒にたくさん噛みましょう。たくさん噛むことは顎の成長を促すだけでなく、脳の発育にも影響します。また、噛むことによって唾液をたくさん出すことは、お口や体の健康にもつながります。たくさん噛むために、まずは柔らかいものでも噛む回数を増やすことから意識しましょう。

仕上げ磨きをしてあげましょう。

歯の表面についた汚れをきれいに取ることは、とても大事なことです。歯がツルツルという感触をお子さんに教えてあげてください。また、毎日の仕上げ磨きを通して、充分にお子さんとスキンシップをとってあげてください。

当院での治療例

①10代男子 抜かずに矯正した治療例

コメント:すでにあごの偏位が骨格にも影響し、顔の輪郭が左右非対称になっていました。上下の歯が入るスペースをつくりながら抜かずに左右のバランスを整えました。
治療期間  約1年半

②10代女性抜歯して矯正した治療例

コメント:あごに対して歯が大きく並びきらない状態ですが、かつ上下の骨のバランスがよい場合は、永久歯の生え変わりを待ってから、歯を抜いて治療を行いました。
治療期間  約1年半

10代女子  抜かずに矯正した治療例

コメント:上あごが大きく、出っ歯になっている状態なので、上あごの成長を抑える装置を夜間に使用していただきました。

10代女子  抜かずに矯正した治療例

コメント:前歯の噛み合わせが深く、下アゴの成長が妨げられている状態です。まず、前歯を持ち上げて、下あごを大きくする装置を夜間使用していただきました。永久歯が生え変わった後、装置をつけて治療を行いました。
治療期間:第1段階(永久歯の生え変わりまで)約1年半、第2段階(永久歯の治療) 約1年

10代女子  経過観察中の治療例

コメント:上の前歯の噛み合わせが深いことは下あごの成長を妨げることが多く、この時期に上の前歯を持ち上げることで、下あごの成長を促しているところです。できるだけ、自分の力でなおっていく環境をつくることが大切です。

10代女子  経過観察中の治療例

コメント:舌癖により、上下の前歯が噛み合わない状態です。舌癖をなおす装置を夜間使用していただいて、経過をみていますが、前歯が噛み合ってきました。

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